13.手付けの入力
    手付けの文字には、私は次の文字を使っています。
    壱越→六(漢数字の六)  平調→テ(カタカナのテ)  勝絶・下無→五(漢数字の五)  双調→亠(亠なべぶたのような字)
    黄鐘→タ(カタカナのタ)  盤渉→中(漢字の中)   神仙→丁(**丁目の丁)
    叩くの印→ヽ(繰り返し(カタカナ)の文字)の組み合わせ
            (ヽを上下に入力し、上のヽの左右位置をー0.5に指定しやや左寄に寄せ、文字送りを−0.6前後にして詰めます。

    上記の文字は丁以外のものはHG晴藍行書体を使いますが、丁だけは祥南行書体Pというのを使っております。
    また標準の手付けの文字の大きさは12ポイントを使用しておりますが、黄鐘のタと平調のテ、つまりカタカナは
    バランスを考えて14ポイントにあげております。丁は11ポイントにしています。
    細かい指使いの手付けはそれぞれ2ポイントずつ小さめの文字を利用し、左右位置を+1〜+2にして右寄りに移動させます。
   

    上記の様に指定して位置を合わせます。
    手付けをカナ譜の位置を合わせるには、文字と文字の間にスペースを挿入したり、
    挿入したスペースの文字送りの数値を指定したりして、丁度カナ譜の左隣にその手付けが来るように工夫します。
    また、細かい手付けの時には上下がぶつかりそうに、なるので、左右位置を適当に調整して見栄えを整えます。
    そのようにして調整すると次のようになります。
   

ここでおさらいしておきますが、このようにページメーカーでは文字と文字の間隔、文字の左右位置を
一文字ずつ自由に操作できます。
その操作を行なうのがコントロールパレットです。
このコントロールパレットを利用して、当てはめたい所に当てはめたい文字を割り当てていくのがコツです。
   


そして、細かい作業を行い調整しながら手付けを当てはめていくと、
下の様な譜面が完成します。
   


14.タイトル入力
  譜面が入力出来たら、紙面のバランスを見ながらタイトルを入力します。
  タイトルの入力例は次のような感じです。(参考までに!)